宮崎県高千穂町や延岡市を流れる五ヶ瀬川の上流にあたる熊本県山都町の山林で、産業廃棄物最終処分場の建設計画が進んでいる問題についてです。
処分場を計画している熊本市の業者が、計画の見直しを発表しました。

これは、熊本県の星山商店が、山都町の山林、およそ18ヘクタールで管理型最終処分場と中間処理場の建設を計画しているものです。

星山商店は、14日、この処分場の計画を見直すと発表しました。

星山商店は、今月9日に高千穂町役場で五ヶ瀬川流域の自治体に対し計画の説明を行っていて、参加者から、排水について懸念する声が聞かれたことや公表した環境配慮書に対し、多くの意見書が寄せられたことから見直しを決めたということです。

星山商店では、今後、調査を実施した上で施設の規模や排水のあり方などを含めて、計画を見直すことにしています。

星山商店の池田光博企画開発部長は、「どれくらい配慮できるか検討して、少しでも多くの人に納得してもらえる計画にしたい」とコメントしました。

計画の見直しを受け、高千穂町の甲斐町長は・・・

(高千穂町 甲斐宗之町長)
「五ヶ瀬川流域への配慮ということが、まずは、なされたということについては、その点については評価したい」

星山商店では、新たな計画を来年度中にまとめたいとしていて、その後、必要であれば宮崎県内での説明会の開催を検討したいとしています。