タコの価格が高騰し、ついにマグロを超えました。

タコ歴史的高騰 世界で人気に

総務省「小売物価統計調査(東京都区部)」で、タコとマグロの小売価格の推移を見てみると・・・
10年前の2014年、タコは100グラムあたり276円、マグロは390円でした。
そこから両方とも価格が上がり、2024年10月にはタコは513円、マグロが492円と、タコがマグロの価格を抜いている状況です。

タコはこれまで「デビルフィッシュ」と呼ばれ欧米では食べる習慣がありませんでしたが、その欧米の人がタコを食べだしたことで、日本の商社が買い負ける状況が数年続いているのが価格高騰の一因だといいます。

恵俊彰:
ドジャースタジアムにも「銀だこ」ができましたもんね。

米・ボストンでは、ホットドッグならぬ「タコドック」が人気だったり、中国ではたこ焼きブームがあったりと、安く手に入っていた海外産のタコが世界中で取り合いに。
今後正月の「酢だこ」などで需要が高まり、さらに値上げする可能性もあります。

コメンテーター 朝日奈央:
この間出店でたこ焼きを買って食べた時に、タコが結構小さかった。なんかその理由がちょっとわかった気がします。大変なんだなって今思いました。

コメンテーター 杉浦太陽:
僕は大阪人なんでもう死活問題ですね。一家に1台タコ焼き機がありますけども、気軽にできなくなっちゃう。

「庶民の食材だったタコが・・・」スーパーでは

東京都練馬区の「スーパーアキダイ」でのタコの値段は、
今年春先⇒398円(100gあたり)
きょう(10月30日)⇒458円(100gあたり)

スーパーアキダイ 秋葉弘道社長:
3月の398円もすごく高くてこれ以上値段は上がらないと思っていたのに、さらに上がったという状況ですね。
20年ぐらい前までは、大体100gあたり98円とかで特売してたんですよ。今もう458円だから4倍以上ですもんね。

この日スーパーアキダイでのバチマグロの価格は100gあたり458円とタコと同じ価格です。

スーパーアキダイ 秋葉弘道社長:
これはもうあり得ないですよね。マグロはちょっと高級なイメージがありますけど、タコは非常に安いイメージがあったものが、値段が一緒になって売っているという。本当に異常な状況ですよね。やはり世界的な人気と、日本の円安という状況もあるでしょうね。

恵俊彰:
社長、タコの値段はいつまで高いんですか?