政治とカネの問題や経済対策が争点となった衆議院議員選挙。富山県内3つの小選挙区ではいずれも自民党の前職が、裏金事件で逆風が吹く中議席を獲得し、「自民王国」も面目を保った形となりました。

激戦となった富山1区は、自民・前職の田畑裕明氏が立憲・新人の山登志浩氏に738票差で競り勝ち5度目の当選を果しました。

富山1区 自民・前職 田畑裕明氏
「大変な向かい風であり繰り返しでありますが本当に多くの皆様方の後押しがあって初めて勝利するとが出来たというのが本当に実感でござまいす。粉骨砕身、原点に返ってきちんと働いていくことをお誓いを申し上げます。みなさんありがとうございました」

裏金問題を受け、比例代表への重複立候補が認められず「背水の陣」で挑んだ今回の選挙。山氏との接戦を制しましたが得票数は前回からおよそ2万5000票落とした形になりました。

また重複立候補した立憲・新人の山登志浩氏は比例・北信越ブロックの立憲候補のなかで最も惜敗率が高く復活当選しました。

立憲・新人 山登志浩​氏「とにかくやっぱり今のままではだめだよ。変えてくれとそういふうに理解をします。きょうは山が動いたとか超えられない山はない。これは言う資格はありません。今後そういう風に正々堂々胸をはって言えるよう私粉骨砕身、衆議院議員としてこれから活動させていただきたいと思います」

富山2区は、自民・前職の上田英俊氏が7万3872票で再選です。

富山2区 自民・前職 上田英俊氏
「自民党内であるいは国会で地に落ちた政治家の信頼をいかに回復していくのか。政治資金の透明性をいかにして確保していくのかということが大変大きな議題になってくると思いますしその場において積極的に自らの思いを愚直に訴えてまいりたいと思っています。明日のために未来のためにザ・ネクストワンの思いで走り続けることをお誓い申し上げまして御礼のご挨拶とさせていただきます」

経済対策のほか防災・減災対策を訴え続けた上田氏。党の組織力で手堅く票を積み上げ立憲と共産の新人を寄せ付けませんでした。

富山3区は官房副長官の自民・前職の橘慶一郎氏が13万1549票を獲得。6度目の当選です。

富山3区 自民・前職 橘慶一郎​氏
「地方から始まる新しい国の形というのは私最初から申し上げている自分の信条でありますがこの県西部6市の発展ということそしてそれをモデルにしながら津々浦々、元気な日本作りという自分なりの最初からの目標に向かってまた6期目も進んで参りたいそのように思っています」

能登半島地震からの復興と地方創生を訴え続けてきた橘氏。これまでの実績と経験に加え内閣の要職に就いたことへの期待感から幅広い年代から支持を得ましたが党に吹く逆風から前回より票を落とす形になりました。

自民党県連会長の橘氏は選挙戦を振り返って。

富山3区 自民・前職 橘慶一郎​氏
「ルールを守らないということがどういうことなのか身に染みたわけだからルールを守る。もちろんケアレスミスはいけないんだけどケアレスミスしたらすぐ直すそしてちゃんと説明が出来るようにする。当たり前ことをやっぱり地道にやる。そのことの宿題をもらったんだと思います。失った信頼をどこまで取り戻せるか分からないけどもこれはやっぱり1日1日ちゃんとやってますと言っていかないと当然取り戻せないんで出来るだけ参院選挙までに信頼を取り戻したい」

衆院選の県内の投票率は3選挙区全体で、前回を0.99ポイント下回る54.69パーセントと戦後3番目の低さとなりました。