世界的に木材が不足し、価格の高騰が続くいわゆる「ウッドショック」。急激な円安の進行が追い打ちをかけています。国内で消費される木材の多くが輸入に頼っているだけに、製材業者は頭を悩ませています。
◆「円安で価格が2、3割上昇」
高田製材所 高田豊彦社長「これがカナダ産の松ですね。それから下のものがカナダ産のヒバ」

福岡県大川市にある高田製材所。取り扱う木材の約7割は外国産で、アメリカやカナダなどから輸入しています。
高田製材所 高田豊彦社長「ウッドショックの影響で価格が3割くらい上がって、そこから円安の影響で2割、3割上がっている状況」

◆ウッドショックに追い打ち
新型コロナの影響でテレワークが普及し、アメリカや中国では住宅の需要が急速に拡大。木材が取り合いの状態となったため、木材の価格が高騰するいわゆる「ウッドショック」が起きました。

さらに、今年に入ってから急速に円安が進んだことで、輸入木材の価格も急上昇しています。
高田製材所 高田豊彦社長「いままで売っていた値段と全く違いますので、価格を転嫁しようとすると、なかなかお客さんも買い控えられる。値上げするとなかなか買ってくれない。生鮮食品だと食べなきゃいけないので買わざるを得ないけど、木材はもう少し待とうかという気持ちも出てくると思う」














