使用済みの投票用紙の行方

使用済みの投票用紙は、その選挙で選出された議員または首長の任期が終了するまで、市区町村の選挙管理委員会で保管しなければなりません。

選挙後に訴訟が提起された場合などに備えるためです。

ユポの投票用紙はプラスチック素材のため焼却もできますが、約2割の自治体がリサイクルしています。

投票用紙を回収してリサイクルしているのは、NPO法人・選挙管理システム研究会。

回収した投票用紙からクリップや輪ゴムなどを取り除き、機械で粉砕した後、溶解してペレット化しています。

ペレットは農業や土木の資材などに活用されています。ただ、8割の自治体は、焼却処分しているということです。

現在、九州の自治体でリサイクルしているところはありませんが、今回、福岡県北九州市が初めて投票用紙のリサイクルを検討しているということです。