旧暦8月15日の「中秋の名月」に、フチャギ(豆餅の一種)作りのワークショップが開かれました。
沖縄では、小豆をまぶしたフチャギをお供えする風習があります。この日の講師は、kotiで提供する琉球菓子のレシピの監修や調理指導を行う、津嘉山恵子さん。
琉球料理の調理法や味の継承に取り組む「琉球料理伝承人」として、沖縄の伝統的な食文化を伝える活動を行っています。
▽講師・津嘉山恵子さん
「私が小さいころは、おばぁのおうちでたくさんの行事に参加して。その思い出が今も残っているんですね」「ただ今の時代、なかなかみんなで集まることが少なくなって、行事もだんだん無くなっていって。無くなった料理もお菓子も結構あるので。それを残していきたいっていうのが一番にあって」

▽受講生
「もう少し丸みをつけたほうがいいですか?平べったくなっちゃった」
▽講師・津嘉山恵子さん
「平べったくすると、小豆がいっぱいつく。これよりも、ちょっと小判型にして。湯がいても蒸しても、これが広がるんですよ」
ー参考になった点は?
▽受講生
「生地の塩梅というんですか、硬さとか小豆の茹で方、蒸し方、すべてですね」
出来上がったフチャギを盛り付けていよいよ試食です。