駐車場のコインロッカーに生後間もない赤ちゃんの遺体を遺棄した罪に問われている母親の裁判が始まり、母親は起訴内容を認めました。

 起訴状などによりますと、28歳の女は、今年6月大阪・日本橋の駐車場にあるコインロッカーに自身が出産した赤ちゃんの遺体をポリ袋に詰めて遺棄した罪に問われています。

 9月12日の裁判で女は起訴内容を認め、被告人質問で女は「売春をしながら生活する中で客の男に妊娠させられた」と話し、出産から約2か月間遺体を持ち歩いていたことを問われ、「子どもに申し訳ないとか罪悪感がありました」と答えました。

 弁護側は「望まない妊娠をさせられたことを考慮すべき」だとして執行猶予付きの判決を求めましたが、検察側は「遺体を適切に埋葬しなかったことを正当化する事情はない」として懲役1年6か月を求刑しました。