日向灘で発生するマグニチュード7クラスの地震について、専門家が、30年周期とされていたこれまでの説に対し、60年周期で発生するグループが2つあるとの新たな見解を示しました。
京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教は、今年8月に発生し日南市で震度6弱を観測した日向灘を震源とする地震について、震源域や津波の波形などを過去に発生した地震と比較しました。日向灘ではこれまで、1931年、1961年、1996年、そして今年8月にマグニチュード7クラスの地震が発生。
その周期はおよそ30年と言われています。
しかし、山下助教は、震源域や津波の波形などから、地震が2つのグループに分かれていて、それぞれがおよそ60年周期で発生しているとの新たな見解を示しました。
2つのグループはおよそ30年ずれて発生しているため、結果的に日向灘で30年ごとにマグニチュード7クラスの地震が発生しているということです。
山下助教はこの分析結果を22日新潟市で開かれた日本地震学会秋季大会で発表しました。
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