高校生ランナーが一本のタスキに思いを込めてつないでいく「県高校駅伝」は、
いよいよ今週土曜日(10月27日)に大会本番を迎えます。
今回は、女子の有力校を2校、ご紹介します。
まずは、酒田南。去年は3位という悔しい結果だったチームは、今年は一段とレベルアップしているようです。
そして、もう一校は、実はこのランキング表にはない、山形中央です。
県内トップクラスのランナーが引っ張る今年のチームは、大会の台風の目になるか。
レース展開を左右する注目校同士の意気込みは。
■酒田南・女子チーム
2年連続で3位と悔し涙を流した酒田南女子チーム。
でも、今年は一味違う!

酒田南高校 駅伝と競走部 阿部亮監督「去年からつないできたものをこの若いチームが自分たちで作り上げるチーム」

登録メンバーは2年生と1年生だけ。
走力アップを目指し春には全国トップレベルの仙台育英の選手たちと走り込み、さらに夏は、伝統の強化合宿でひたすら走ってきたといいます。

そうして作り上げられた、若い精鋭チーム。
チームを率いるのは、キャプテンの髙橋佑奈。

きつい局面での粘り強さは県内トップレベルと阿部監督も、太鼓判を押します。
東北新人大会3000mで自己ベストをたたき出すなど、この年大きな成長を遂げました。
酒田南高校 駅伝と競走部 高橋佑奈 主将「自分が、走りでもチームの団結面でも引っ張らなければいけないという自覚があるので、自分がチームを引っ張れるように頑張りたい」

そして、今年のピックアップランナーは。
ガッツある走りでチームに勢いをつける、2年生の那須綾乃。

酒田南高校 駅伝と競走部 那須綾乃 選手「勝ちたいと思う気持ちは人一倍あります」
去年、けがや体調不良で走ることもままならなかった悔しさから、都大路への思いは人一倍。

酒田南高校 駅伝と競走部 那須綾乃 選手「去年の3位は私のおかげではなく他の選手が頑張ってくれたと思うので、今年は私が優勝の立役者になりたい」
実は那須選手、学業でも学年トップの成績を誇る勤勉家。
文武両道の秘訣を聞いてみると…
那須綾乃選手「すべての隙間時間を勉強に費やしています。趣味は勉強です!」
そして、期待の新人は1年生の髙橋こころ。県高校新人陸上3000mでは
4位の大健闘。

駅伝チームに憧れ、酒田南に入学し先輩たちと憧れの舞台を駆け抜けます。
酒田南高校 駅伝と競走部 髙橋こころ 選手「先輩たちの走りを見て、自分もチームのために勢いをつけられる人になりたいと思いました」

勢い抜群の若い戦力で都大路を目指します。
