今度の日曜日、10月20日は、宮崎市内の小学校では運動会のというところも多いようです。
気になる週末の天気について、MRTのテレビ・ラジオで天気情報を担当している気象予報士の野田俊一郎さんに聞きました。
(聞き手 外種子田 結アナウンサー)

野田俊一郎 気象予報士
この週末も雨の降るタイミングがありそうですが、日曜日は貴重な日差しもありそうです。

18日(金)は少し晴れて、気温も上がりました。平野部の広い範囲で28℃前後まで上がったのですが、串間市では、なんと30.3℃まで上がり、真夏日となりました。
串間では、観測史上最も遅い真夏日です。ちなみに、宮崎県内での一番遅い真夏日の記録は2000年に11月2日というものもあります。
19日(土)も18日(金)と同じくらいの暑さになるのですが、20日(日)の気温の予想を見ますと、一気に22℃前後まで最高気温が下がる予想です。また、高千穂では、最高気温20℃に届かないわけ予想です。

一気に11月並みの気温になってくるところもあるということで、日陰だと、半袖ではちょっとひんやり感じるくらい、風も冷たく感じるかなというふうに思います。
外種子田 結アナウンサー
18日・19日と20日(日)の気温差が大きいので、体調管理にも気をつけたいですね。
野田俊一郎 気象予報士
天気図をみてみると、18日は高気圧が東から張り出して、夏の太平洋高気圧のような形で気温も上がりやすかったです。
19日は前線が九州の北に南下してくるのですが、この前線が通過するとき、発達した雨雲が来る可能性がありますので注意が必要です。

この前線を挟んで、南は蒸し暑い空気がありますので、前線の南では19日もムシムシしそうです。
一方で、前線の通過とともに、北から冷たい空気も南下してきそうです。
外種子田 結アナウンサー
この前線が秋の涼しさを連れてきてくれるのですね。
野田俊一郎 気象予報士
まさにその通りで、20日の日曜日になると、秋の空気を持つ高気圧にしっかり覆われますので広く晴れやすくなります。

ただ、九州の南に少し等圧線がくぼんでいて、気圧の谷もありますので、この辺り雲ができやすいという場所になりますし、等圧線が混んでいますので、少し東からの風は強めに吹く可能性があり、気をつけておきたいです。
外種子田 結アナウンサー
運動会も強い風は気をつけたほうが良いですか?
野田俊一郎 気象予報士
テントなどはしっかり固定したり、帽子が飛ばされたりしないように注意してください。また、つむじ風の発生なども念のために気をつけてください。