18日午前、高知県大豊町のJR土讃線土佐北川駅がある橋りょうから鉄製のボルト1本が落下しているのが見つかりました。JR四国が18日に緊急点検を実施したところほかに異常がないことが確認されましたが、来週以降、管内で第三者への被害が想定される橋りょうの吊り材がある約40か所の緊急点検を実施することにしています。
18日午前9時15分ごろ、一般の人からJR四国電話案内センターに土佐北川駅の旅客通路上にボルトが落ちていると連絡がありました。高知保線区の社員が現地を調べたところ、土佐北川駅がある第三穴内川橋りょうの下横構吊り材(ボルト)が通路上に落下しているのが確認されたということです。
下横構吊り材は列車の荷重を受け止める具材の構造を保つための二次的な具材で、大きさが2.1センチ、長さが58センチ、重さは1.7キロあります。JR四国は吊り材のナットが列車の振動により緩み、ボルトが落下したと推定されるとしています。
第三穴内川橋りょうは1982年3月に完成し42年が経過していて、2023年1月に実施した現場点検で異常は確認されていませんでした。吊り材の落下を受け、JR四国の社員が目視および打音による緊急点検を実施したところ、ほかに異常は確認されず、列車は通常運行されています。
JR四国は第三者への被害が想定される橋りょうの吊り材がある管内約40か所で、来週以降、緊急点検を実施することにしています。














