遺伝子検査による「選別」に倫理的懸念も

一方、アスリートの遺伝子研究を停止する動きも。
国の研究機関である国立スポーツ科学センターでは、2017年からアスリートの遺伝子と成績やケガとの関係を研究していましたが、2年前に停止していたことが分かりました。
アスリートの「選別」に繋がることを懸念したからでした。

国立スポーツ科学センター 久木留 毅 所長
「『あなたは中距離よりも短距離が向いてますよ』っていう人が出てくるかもしれない。それを私達が推奨するってことはできない。倫理的な問題です」
しかし、スポーツ遺伝学の第一人者は「発展途上の技術だからこそ研究を続けるべき」だと指摘します。

順天堂大学 スポーツ健康科学部 福 典之 教授
「研究を止めるのではなくて、研究成果を活用するルールを考えていくべきだったのかなとは考えています。科学的なエビデンスに基づいたトレーニングが遅れてしまうのではないかと懸念します」














