「偶然がもたらしてくれるものもある」
藤森キャスター:
順天堂大学の福教授によると、日本人の特徴で、筋肉に関する遺伝子タイプについて大きく三つの型にわかれるんですが、瞬発力に優れる短距離走向きと、持久力に優れる長距離走向きの筋肉があって、日本人の比率の7割以上が、実は短距離型なんだそうです。
▼順天堂大・福教授によると
<RR型・RX型(速筋型)>
特徴:瞬発力に優れる→短距離走向き
日本人の比率(649人に調査):74%
<XX型(遅筋型)>
特徴:持久力に優れる→長距離走向き
日本人の比率(649人に調査):26%
小川キャスター:
長距離で活躍されている選手も多いと思っていたので、意外ですね。
藤森キャスター:
自分の遺伝子情報を知りたいと思いますか?
小川キャスター:
今は調べたらいろんなことが簡単に出てくる時代ですよね。ショートカットで答えにたどり着ける。
でも、回り道していろいろ思考を巡らせながらたどり着いていた時代の方が、自分が豊かだった気もしていて、探りながら自分を見つけていくという幸せの中で、生きていきたい気持ちもあったんですけど、先ほどのジムを知ってちょっと揺らいでいます。
藤森キャスター:
私は小中高と野球をやっていて、長さでいったらプロ野球選手になっていてもおかしくないと思っています。こういう情報を知ったら、一縷の望みがあったんじゃないかみたいな気にもなります。
教育経済学者 中室牧子さん:
まず、科学は全てのことを知ってるわけではないし、100%の正解を知ってるわけではないっていうことは、すごく大事なことなんじゃないかなと思うんですね。
例えば、経済学の研究では、法律や制度や天候など、いろんな偶然によって生じた変化みたいなものが将来の成果にどう影響を与えるかみたいな研究をよくやるんですけど、結構、影響があることがわかっているんです。
例えば、小学校や中学校のときに、あいうえお順で席に並んで座ったりすることは、よくありますよね。友達にならないような人と、偶然、名字の最初の一字が近くて、前後ろになって、一生の友達になりましたみたいなことは、結構ありますね。
こういう偶然によって起こった変化みたいなものが、実は私たちに大きな影響を与えてるということは、いろんな研究の中でわかっているので、科学によって予測される未来も確かにあるんですけれど、偶然がもたらしてくれるものもあるということだと思います。
私たちはその意味で、科学が分かっていることはあくまで限定的なことなので、今ある不確実性や偶然を楽しむ人生も、私は必要じゃないかなと思います。
小川キャスター:
素敵な答えをいただきましたけれども。議論を重ねていくことが必要なことですよね。














