平和の尊さを次世代に語り継ごうと、甲府市で戦没者遺族大会が開かれました。
大会ではUTYの西垣友香アナウンサーが遺族の手記などを朗読しました。

「拝啓、お手紙ありがとう。いつも達者にてお過ごしの御方を心からお喜び申し上げます」

大会には県遺族会の会員約520人が参加し、第二次世界大戦で命を落とした人や亡くなった会員に黙祷を捧げました。

また「平和の語り部」として、西垣友香アナウンサーが甲州市に住む篠笛と和太鼓奏者=守山芳憲さんの演奏とともに、戦地からの手紙や遺族の手記などを朗読しました。

【朗読 戦地からのたより】
「一人寂しくふるさとのことを思う時、涙が出るのを禁じえません」

【朗読 過ぎし日に想いをよせて】
「その夫を犬死させたくない!私は立ち直った。明日に生きるために今日をがんばろう」

県遺族会は今年3月戦没者の孫世代による青年部を発足させていて、参加者は平和の尊さを語り継ぐ思いを新たにしていました。