広島県福山市は将来的な福山駅前広場の再整備へ向けて、交通拠点を移設させるなどの影響を探る実証実験に取り組んでいます。

実証実験は9月25日から始まっていて、1か月間行ないます。JR福山駅南口の駅前広場のうち、タクシー乗降場と一部バス乗り場までのおよそ1500平方メートルを広場化しました。

エリアには人工芝を敷いて、キッチンカーを集めました。また、5日は、手作り作家の作品を購入する買い物客がいたり、遊具でノビノビと遊ぶ子どもたちの姿もありました。

来場者
「前はタクシーだけだったので、みんなで集まれる場所で良いと思います」

今回の実証実験では、駅前広場に必要な設備などを検証するため、初めて民間事業者9社でつくるコンソーシアムが運営に関わっています。

福山駅前南広場運営協議会 谷本孝司 代表
「ここは電気とかがないので、夜、いす・テーブルにもう少し灯りをともしてですね、ゆっくり過ごせるような設えが必要かな」

こちらの芝生のエリア、実験前はタクシーが駅利用客を乗せる乗降場となっていました。実証実験では交通拠点をふだんとは異なる位置へ移転させる試みも。タクシー乗降場は、駅周辺の伏見町北側に配置。

「ショットガンシステム」という、1台が出たら次の車が前に詰める方法を初めて実施しました。近くの駅東側・高架下をタクシーの待機場にし、大型モニターで乗降場の様子を確認して詰めていく方法を取っています。ですが…、タクシーの運転手からは不評です。

タクシー運転手
「上の人が良く現場を見ていないんだろうね。お客さんから苦情が頻繁にある。タクシーはぐるっと回ってこないといけない。歩かないといけないからお客さんは、荷物を持った人は」

駅の目の前に止められなくなったことや、駅に直接入っていたふだんとは異なり、課題があるようです。タクシーのほか、バスも変わりました。観光バスやホテルなど施設への送迎バスの乗降場は、タクシーよりもさらに東に移されました。これらは、市が進める駅前広場の再整備の検討案に沿った配置でもあります。

RCC福山放送局 内田博文 記者
「快適な駅前広場の整備には、まだまだ乗り越えなければならない課題があるようです」