原禎幸さん
「行商の方が沢山乗られて。カンカンという背負いのブリキの缶の上にですね、2つも3つも風呂敷とか箱とか積み重ねて乗っていた。一番のやっぱり思い出です。
一番列車にそういう方々が久手、波根の駅から乗ってきた。お魚のにおいも凄かったですね。」

「久手駅は屋根の勾配が何種類かあって、屋根の重なりそのものも、何か所か重なってる部分がある。やっぱり直接確認しないと制作できない部分もありますし。そういう意味では複雑な造りでした。」

独自に平面の図面を作り、制作中にも3回ほど現場を確認して完成させたという作品は、出雲市内のご自宅の作業部屋にありました。