岩手県生協連は16日、今シーズン最初の灯油委員会を開き、当面の灯油価格を1リットルあたり116円に設定しました。3年連続で高値更新です。

県生協連は16日の灯油委員会で、21日から11月20日までの灯油価格を配達料込みで1リットルあたり116円、1缶18リットル2088円と設定しました。
リットルあたり100円を超えるのは4年連続で、この時期としては最高値を記録した2023年よりも6円高く、3年続けて最高値の更新です。

価格上昇の背景には、中東の情勢不安や石油産出国の減産や、円安傾向が挙げられます。
一方で、政府の補助金が12月以降も実施される見通しで、県生協連は灯油価格について当面の間、現状維持が続くと見込んでいます。
(県生協連 吉田敏恵専務理事)
「1リットルが100円を下回らない価格になってきていて、1リットル116円と決める際も葛藤はあるんですが、現実的にはそれが仕入れ値になっているので、仕方
がない状態です」

県生協連は、今後の状況の変化で、11月20日までの期間中でも価格を見直す可能性があるとしています。