張本智和のパリ五輪

メダル獲得を大きく期待され、3種目に出場した兄の智和選手でしたが、混合ダブルスは、難敵・北朝鮮を前にまさかの初戦敗退。シングルスも準々決勝で敗退と苦しい戦いが続きます。
そして、迎えた団体準決勝のスウェーデン戦。2勝2敗でで迎えた第5試合は、智和選手に託されました。しかし、激闘の末、あと一歩及ばず。試合終了後智和選手は床に崩れ落ちました。

張本智和選手:
悔しいとはまた別の感覚でしたね。シンプルに負けて悔しいとか、泣くようなそういう場面ではなくて。本当にもう放心状態というか。混合ダブルスも負けて、シングルスを負けて、それでもなんとか繋いできた糸があそこでプチンと切れたような。もう頭が真っ白になったような感じだったので、涙は全く出なかったですし、何も考えることはなかったですね。
もう「終わったな」っていう、ただそれだけでした。