山口県萩市に今、こんなファンタジーな世界が広がっていること、皆さんご存じでしょうか?「不思議の国のアリス」をモチーフに、国の重要文化財菊屋家住宅に舞い降りた「ありす」が城下町に迷い込む。そんな物語が展開されているんです。

ありすが萩の空から舞い降ります。降り立つのは城下町。馬のおもちゃに乗っかって菊屋家住宅にありすが現れます。「不思議の国アリス」に重ね合わせるように菊屋家に迷い込みます。

地元出身画家が描く「怖かわいい」作品

企画展「菊屋家のありす」。萩市出身の画家、小田善郎さんが書き下ろした作品が並びます。1989年、新人洋画家の登竜門と言われる「安井賞」に入選し2018年には、県の文化功労賞を受賞しています。怖いけどかわいい。「怖かわいい」、不思議な魅力があふれています。

大阪からの来場者
「ありすのかわいさもあるし心の奥に何か持っているのかなって思って。目のかわいさもあるんですけど、さみしい感じもあるし何を考えているのかなって思いながら、自分の幼少期を思い出すような感じもしました」

画家・小田善郎さん
「私の、私にとってのありすの世界を作れないかなと思ってやってきました。歴史のある建物、しかもイギリスではなく日本のそういう萩のなかでいろんな物に出会う、そういう冒険ですよね」

作品の中には、江戸時代の萩焼の奇怪な仙人。当時のそのままの天井や梁。明治時代の電話室。白壁の土蔵など菊屋家のお宝たちがありすに挑戦的に迫ってきて物語を織りなしています。