今年のノーベル平和賞が発表され、被団協、日本原水爆被害者団体協議会が選ばれました。宮城県原爆被害者の会の木村緋紗子さんが、tbcの取材に応じました。

県原爆被害者の会 木村緋紗子さん:
「うれしいが遅い。いただくのはうれしいが、その前になぜ今年なの、遅い。こんなに遅く受賞しても喜ぶ人はノーベル賞って何なのと思う人しか残っていない。核兵器廃絶や戦争反対を一生懸命にやってきた人があの世に行ってしまった。そのあとにノーベル賞をもらうの、私はうれしくない」

木村さんはみんなで一緒に喜びたかったと悔しさをにじませていました。

仙台市の木村緋紗子さんは8歳のときに広島で被爆し父や祖父らを亡くしました。長年、活動を通して核廃絶を訴え続けています。