今年のコメの作柄概況がきょう発表され、県全体では「やや不良」となりました。
最上と庄内では7月の記録的大雨の影響で「不良」となっています。
東北農政局によりますと、先月25日時点でのコメの作況指数は、平均を100とすると、県全体で97となり、「やや不良」となりました。

地域別にみると、村山が101、置賜が100で「平年並み」、庄内と最上は94で「不良」となりました。

東北農政局では、庄内と最上の「不良」について、庄内では5月の低温や7月の日照不足でもみ数が少なくなるなど生育不順になった上、7月の大雨で田んぼが冠水したり、土砂の流入があったりしたことが要因とみられるとしました。
最上では、生育は順調だったものの、7月の大雨で大きな影響が出たということです。
また、県全体の10アールあたりの予想収量は、去年より6キロ少ない583キロとなりました。

作況指数、予想収量ともに過去10年で2番目に低くなっています。

東北農政局では、稲の刈り遅れがないよう早めに収穫することなどを呼びかけています。