「選挙のこと考える暇がない」能登の被災者

選挙に向けた動きが慌ただしくなる中、地震と豪雨に見舞われた石川県能登地方では…

海産物販売業(60代)
「(Q.選挙になることは?)避難生活をしていてテレビがないところに住んでいるので、何も情報がなくてわからない」

仮設住宅の住民(70代)
「選挙と言ってもまだピンときません。今こういう生活になって一変したから」

5日、能登を訪れた石破総理は被災地に寄り添う姿勢を見せましたが…

漆器関連業(40代)
「石破さんが輪島まで来て、その後どういう動きに出るのか気になっていたが、すぐに解散は早いかなという感じ」

災害対応と並行し、選挙の準備に当たる自治体側にも困惑がみられます。

輪島市選挙管理委員会事務局 坂本修書記長
「先日の豪雨災害で状況が一変し、投票所の確保、代替施設の確保とか、投票管理者、立会人の確保など苦慮している点はある」

輪島市ではこれまで投票所になっていた施設が避難所として使われているため、2か所の投票所が開設できないことに。

また、日没後に復旧が進んでいない道を通り、投票所に足を運ぶのは危険だとして、市内18の投票所のうち17か所で午後5時に投票が締め切られることも決まりました。

自治体側はこうした対応について、住民への周知を進めていますが…

漁師(60代)
「選挙に行けるかどうか。どこでするのかよくわからないし、自分の投票所が避難所になってるので」

仮設住宅の住民(80代)
「(地震で)家は全壊で、足が挟まって救急隊に引っ張り出してもらって助かって。仮設に入ったらまた水がここ(胸)まで来て」

男性は、地震後仮設住宅で暮らしていましたが、9月の豪雨で床上浸水し、一時退去を余儀なくされました。

仮設住宅の住民(80代)
「出ていけと言われ行く所がなくて弱っている。選挙のこと考える暇がない」