大船渡市の中学生が8日自分たちで育てたワカメを使って調理実習を行いました。
地域産業に理解を深める授業の集大成で学校の統合によりワカメ養殖を学ぶ一連の授業は今回で最後になります。
今回、調理実習を行ったのは大船渡市立末崎中学校の3年生26人です。

この中学校では、地域の主要な産業である養殖漁業への理解を深めようと22年前からワカメの養殖を体験する総合授業を行ってきましたが、2025年の大船渡中学校との統合により終了するため今回が最後となります。
授業の集大成として行われたのが今回の調理実習です。

メニューはワカメのナムルと芯の部分を使ったチヂミで、地元で飲食店を営む料理人を講師に迎え、生徒たちが協力して全校生徒と教職員合わせておよそ100食分を作りました。
「みんなが笑顔になるおいしい料理になったと思います」
完成するとさっそく昼食のおかずとして料理を堪能します。
「おいしいです」「おいしいです」「自分たちの後輩たち、1、2年生にも体験してほしかったと思うし、何かのきっかけがあって統合してもワカメの伝統を広げてほしいと思います」

生徒たちは地域の産業や学校の伝統に理解を深めながら、地場産のワカメを味わっていました。