県も誘致活動に力を入れている。欧米系の観光客は滞在日数が長いという特徴があり、消費額も大きくなるからだ。

今年8月には、オーストラリアのシドニーで開かれた商談会で、現地の旅行会社などに沖縄をPRした。沖縄のブースには多くの人が詰めかけた。

国際商談会で沖縄をアピール(豪州・シドニー)


ー商談会の様子ー
「ここが宮古島です。飛行機で行くことができます」
「(商談相手)どこから?」
「那覇からと、東京からの直行便もあります」

▽県観光振興課誘致企画班 天野芳昭 主査
「沖縄の認知度がまだまだ上がっていない。認知度を高めて、現地の方々に知っていただくために今回出展して、旅行会社を中心に沖縄を紹介している」

▽商談会参加者
「とても行きたくなる素敵な場所だと思います。沖縄へ行くのが待ちきれません」

現地旅行会社の認知進めば今後インバウンドは増大


急速に拡大するインバウンド需要。選ばれる観光地になるために、沖縄の魅力をどう発信していくのかが今後重要となりそうだ。

<取材MEMO>
欧米豪からの人気の高まりを感じさせる一方、取材では「移動手段に困った」「飲食店で英語のメニューがなく注文に手間取った」という声も聞かれました。交通アクセスの改善や多言語対応など、受け入れ態勢の整備も今後大きな課題となりそうです。
人出不足やオーバーツーリズムといった課題に対応しながらもこういった新たな需要をしっかりと取り込むことがこれからの沖縄観光の発展に繋がっていくと感じました。(取材 仲田紀久子)