沖縄の観光戦略を手掛ける沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)によると2023年度、国内線を経由して沖縄県内を訪れた外国客は推計で25万人。そのうち約7割を欧米からの観光客が占めている。その背景について担当者は―

▽OCVB 新本康二 課長
「訪日旅行全体が、円安の影響を受けているとは思います。ただ北海道や、特に沖縄に関しては飛行機を使わなければ来られない場所ですので、円安がすべての理由ではなく、沖縄の魅力を感じていただいている」

沖縄観光コンベンションビューロー 新本康二 課長


都市部にはない沖縄ならではの魅力。そこに注目が集まり始めているようだ。

▽アメリカからの観光客
「全て。とにかく全部が大好き!ここに引っ越したいくらい」

ー沖縄の食は?

「とても美味しい。アメリカよりも良い」

沖縄に引っ越したいくらいだと語る米国人観光客


▽アメリカからの観光客
「シュノーケリング(で見る海)は綺麗で、食事も最高です」「人もとても優しく、礼儀正しい」「ごみが全くないことも感動した」

「自然」「文化」「人」といった沖縄の持つ魅力は、“欧米豪”の求める旅行スタイルとの親和性が高いという。

▽OCVB 新本康二 課長
「アジアのお客様は主にテーマパークとか、観光施設でのアクティビティの消費活動が高いというデータが出ています。比較して欧米のお客様は「体験」ですね。沖縄に来る“欧米豪”のお客様は、体験、歴史、文化。このあたりに興味を持っているのがわかる」