注目される“小規模インフルエンサー”

インフルエンサーの世界ではフォロワーの数がその力の指標とされている。スウィフトさんのような100万人以上を持つ人たちを「メガ」、マウリーさんのようなフォロワー数10万人から100万人未満が「マクロ」と呼ばれる。

最近では、スウィフトさんたちのような大規模なインフルエンサー以外に、「マイクロ」(フォロワー数1万人~10万人未満)や「ナノ」(同1万人未満)と分類される小規模なインフルエンサーにも注目が集まっている。

不特定多数に浅く広く発信する著名人ではなく、小規模であってもより身近な存在のインフルエンサーが丁寧にメッセージを届ける方が一人ひとりに深く刺さるとの専門家の分析が出ているからだ。

実際に民主党大会の現場でも、ファッションやカルチャーを専門に扱う「メガインフルエンサー」が招待されていた一方、小規模な「ナノ」や「マイクロ」のインフルエンサーも多く見つけることが出来た。

小規模なインフルエンサーたちは一様に「なぜ自分が選ばれたのかはわからない」と話していたが、その投稿のジャンルは様々で、民主党側が実験的な広報戦略を仕掛けているのが垣間見えた。

民主党大会の会場からインタビューを生配信するインフルエンサーたち