盛岡市つなぎ温泉の愛真館とホテル紫苑が官民ファンドによる再生支援を受けることになりました。
営業はこれまで通り継続しながら新たな設備投資を行い国内外からの集客力向上を図ります。

盛岡市つなぎの温泉旅館「愛真館」と「ホテル紫苑」を運営するアスターは新型コロナの影響により財務状況が悪化していました。
コロナ5類移行後は売り上げも回復しましたが、新たな設備投資が難しい状況となっていました。
これを受けてメインバンクの北日本銀行は2社に対する25億8700万円の債権の一部を放棄し官民再生ファンドのRQ旅館再生ファンドに譲渡することを決めました。

これにより10月下旬から新しい経営体制に変わり、事業再生計画に則って新たな設備投資を行うとともに、DX化の推進や効率化を進め、集客力の向上を図ることになりました。
従業員の雇用を維持しながら再生を目指します。

つなぎ温泉ではホテル大観を運営する「大観」が破産の申し立てを行い、民間企業に事業譲渡する方向で調整しています。