少子高齢化を背景に、後継者不足はどの分野でも課題となっています。今月、愛媛県四国中央市に、医師会と銀行の支援で、第三者から引き継がれたクリニックがオープンしました。
四国中央市土居町にあるこんどうファミリークリニックは、去年、閉院した旧青野医院を引き継いでリニューアルし、今月、オープンしました。院長の近藤啓介医師は四国中央市出身、県内外の病院などに勤務しながら地元での開業をめざしていたといいます。
(近藤院長)
「いずれ開業したい、地域医療をしたいという気持ちがあった」
旧青野医院の院長だった青野医師は後継者がいないため、第三者の事業承継を模索していた中、近藤医師とのマッチングが実現しました。
(近藤院長)
「地域で医療をしたいと思っていたが、どこから手をつけたらいいか分からなかった。青野医師から勧めていただいて最初のハードルがすごく低くなったし、青野医師が診ていた患者が来てくれてすごくありがたい」
今回の事業承継は、愛媛県医師会と愛媛銀行が、おととし11月に結んだ連携協定に基づき仲介したもので、こちらのクリニックが成立第1号だということです。
建物の改装や医療機器の購入なども銀行の支援を受けたといい、近藤院長は「旧青野医院と同様、地域のかかりつけ医としての役割を担いたい」と話しています。
少子高齢化を背景に中小の事業所を中心に後継者不足が課題となる中、事業承継は様々な業界で進められていて、今年7月には愛媛県内子町の老舗料亭が地元の起業に引き継がれました。
それは医療の分野も例外ではありません。
(愛媛銀行法人コンサルティング室・野中実調査役)
「第三者承継の形で開業するニーズも、若干増えてきている印象。県医師会から情報と銀行の中での情報をいかにマッチングさせ、第三者承継をより成立させていくことが大事」
人と人との出会いと同じように、事業承継も、巡り合わせはもちろん、後を継いでほしい人、継ぎたい人の情報が、チャンスを実らせるカギとなりそうです。
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