ここ数年、SNSで投資を持ちかけられ金をだまし取られる「SNS型投資詐欺」の被害が急増しています。

今年8月には、370人あまりの投資口座から合計9億円(被害者側まとめ)が消える事件が発生しました。

現金をだまし取られた2人の男性が語る被害に遭うまでの経緯です。

発端はSNS上で見つけた”投資家”アカウント

被害者Aさん「もう正直頭が真っ白になった」
被害者Bさん「どこにね、この怒りをぶつけていいかわからないし」

こう憤るのは、いずれも福岡県内で会社を営む40代の男性2人です。

2人は今年8月、SNSを使ったFX投資詐欺であわせて300万円あまりをだまし取られました。

発端は今年4月、AさんがSNS上で投資家を名乗り、FX=外国為替証拠金取引に関して投稿するアカウントを見つけたことでした。

被害者Aさん
「Xでアカウントを見つけて、その方がFXの運用をされてる。分析とかもしっかりしていたので情報を見ながら、ああしっかりしてるなと思って…」

Aさんはこのアカウントが募集していた「コピートレード」というものに参加。

指定された証券会社で口座を開設した上で、金融取引を行うアプリをダウンロードし、やり取りを始めました。

「コピートレード」とは、特定の人物が行ったFX取り引きの内容が自分の取り引きにも反映されるものです。