岩手県と秋田県を結ぶ「秋田自動車道」で現在、道路の4車線化が進められていて、秋田側での工事が報道機関に公開されました。

3日は秋田県横手市で「山内トンネル」の工事現場が報道機関に公開されました。
完成すれば片側2車線、合わせて4車線の高速道路に活用されるおよそ2.5キロのトンネルは、現在、東から697メートルの地点まで掘削が進んでいます。

秋田自動車道は、北上市の北上西インターチェンジと秋田県大仙市の大曲インターチェンジとの間の43キロで、片側1車線の道路を2車線に増やして、合わせて4車線とする工事が進められています。
豪雪地帯でもあるこの区間は交通の難所で、4車線化により冬場の立往生のリスク軽減と、物流や観光の活性化が期待されます。

(ネクスコ東日本・横手東工事区平野務工事長)
「4車線化は秋田道を安定に交通を確保するのに非常に大切な事業、工事の安全を確保しながら着実に工事を進めたい」

2000億円余りをかけて行われる秋田自動車道のこの区間の4車線化は、およそ10年後の完成を目指しています。