1日発足した石破新内閣の中谷防衛大臣は2日の就任会見で、沖縄の基地問題について、「地元の負担軽減に取り組む」と述べました。
中谷元(なかたに・げん)防衛大臣は2日に開かれた就任後初めての会見で、石破総理から9つの指示を受けたと前置きした上で、その1つとして「沖縄の基地負担軽減を実現させる」と述べました。
▽中谷元 防衛大臣
「普天間飛行場の移設を含む在日米軍再編、これを進めるなかで」「沖縄をはじめとする地元の負担軽減、これを実現する」
一方で、南西地域の防衛体制の強化は喫緊の課題だとして陸上自衛隊第15旅団の師団化や補給処支所の編成などを地元の理解を得たうえで進めていくと述べていて、県内の自衛隊機能強化は従来と変わらず進められる見通しです。
このほか、沖縄振興などを担う伊東沖縄担当大臣は、沖縄の経済成長に向け抱負を述べました。

▽伊東良孝 沖縄担当大臣
「沖縄振興予算等のあらゆる政策手段を最大限に活用しながらつよい沖縄経済の実現に向けて沖縄振興策を推進してまいります」
基地問題については「軽減のために県民の思いを受け止めながら、最善を尽くす」と述べています。