青森県内初の「宿泊税」導入を進めている弘前市は、宿泊事業者を対象にした説明会を始めました。ただ、初日となった10月1日は参加者が少なく、低調な出足となりました。

弘前市民会館で開かれた説明会に参加したのは、わずか8施設の9人でした。
市によりますと宿泊税の対象となる市内の宿泊施設は2024年4月現在で、112施設に及びますが、市側の思惑とは裏腹に低調な出足です。

1日は「税額は1泊につき一律200円で、宿泊事業者が宿泊者から徴収し市に納入する」ことなど、9月の検討委員会の答申を受けた制度の素案が説明されました。

説明会の参加者(温泉宿)
「思ったより弘前市のホテル数とか考えると(参加が)少なかったと素直に思う。事務作業がひとつ増えるのは、私含めスタッフもてんやわんやになるところがあるのかなと思う」
説明会参加者(民泊)
「関心がある割には来ないのか、まだ浸透していないのかもしれない。1億くらいの税収が入るというのであれば自治体の判断で悪い考えではない」

弘前市観光課 竹内良定 課長補佐
「市としてはこれからもパブリックコメントも予定しているし、これからも2回事業者にも説明して周知徹底に努めたい」
宿泊事業者を対象にした説明会は10月3日と4日にも開かれます。