元日の能登半島地震の発生から10月1日で9か月です。横倒しのままになっている輪島市の7階建てビルの倒壊現場では、国土交通省による原因調査に向けた準備が始まっています。

元日の地震では、輪島市中心部の河井町にある漆器店「五島屋」の7階建てのビルが横倒しになり、隣接する飲食店を押しつぶし、店主の妻と長女が犠牲になりました。

国土交通省によりますと、原因調査のため9月25日から準備作業に着手しました。現場の安全対策を行ったうえで、来週にも地中に埋まった4本の杭の損傷を確認するため、重機を使って地面を掘り進める作業に入りたいとしています。