開業から60年を迎えた東海道新幹線。
匠の技で、新幹線の車両を作ってきた現場を取材しました。

リズム良くハンマーで叩きながら、アルミの板を曲げていく「打ち出し板金」。
(山下工業所 藤井洋征さん)
「200キロで走るモノをやっとるんじゃという達成感があった」

匠の技で生み出したのが東海道新幹線の初代「0系」。藤井洋征さん(79)は先頭車両の「顔」を手がけた1人です。

世界で初めて時速200キロの壁を破った「夢の超特急」。
高速化の実現には、空気抵抗を減らすことが重要な課題。
9つの案から選ばれたのが「丸い鼻」の「顔」だったのです。