最大6時間待ちの「ポッポ」のクレープ
埼玉から駆け付けたのはかつての「販売責任者」

「ポッポ」のクレープを求める列は、最大で6時間待ちになる盛況ぶりでした。
最後の日を見届けたのは利用客ばかりではありません。35年前に弘前店の「ポッポ」で販売責任者をしていたという長谷川浩一さんは、埼玉県から駆け付けました。

「ポッポ」弘前店 元販売責任者 長谷川浩一さん
「イトーヨーカドーは永遠です。やっぱり私らの人生だったし、本当にヨーカドーに勤めてよかったし、皆さんにサービスを提供できたことをうれしく思っています」

その「ポッポ」のクレープを受け取った最後の客となったこちらの男性は、利用客の思いを代弁するかのように最後に口を開きました。

最後の「ポッポ」のクレープを受け取った男性は
「小さい頃から通っていたイトーヨーカドー。みんなの心の中には残っていると思うので、最後に一言ありがとうと声をかけてみたいと思います。いいですか?ありがとう!!」

青森県進出から半世紀―。
かつて県内に最大5店舗を構えたイトーヨーカドーは、弘前店の閉店で県内から姿を消すことになりました。