閉館した「棟方志功記念館」などの公共施設がある青森市松原地区のまちづくりを考える有識者会議が開かれ、新しく整備する施設の機能などに意見を出し合いました。

30日に開かれた2回目の会議には、8人の委員が出席しました。

市の「まちづくりビジョン」の素案では、閉館した「棟方志功記念館」を改修して活用することや、中央市民センターと勤労青少年ホームを統合した施設を新たに整備するとしています。

会議では、歴史的な石碑がある平和公園や文芸のこみちと統合施設を連携させること。棟方志功に捉われず広く青森市の豊かな芸術を引き継ぐことなどが必要、などの意見が出されました。

松原地区のまちづくり有識者会議 内海隆 座長
「人口減もありますし、いろいろな意味でいかに費用をあまり使わないで6割くらいの人が満足できるものになるかどうか。もう一つ大事なのはあくまでも住民、そこにいる市民のためのものなので、関心をもっと持っていただきたい」

次の会議は11月を目途に開いて議論を深め、年度内に「まちづくりビジョン」を策定する方針です。