東京の豊洲市場でカキの取り引きが始まるのを前に、岩手県大船渡市の漁港で29日、殻むき作業が行われました。

29日の朝早くからカキを養殖する漁家による殻むきが行われたのは、大船渡市の下船渡漁港です。例年、豊洲市場は10月1日にカキの初競りを行っていて、これに合わせて30日にカキが東京に向けて出荷される予定です。

(カキの養殖漁家)
「今月そこそこ雨が降ったのもあって実の入りはまずまずいいかもしれないですね」

大船渡市漁協では昨シーズン、殻付きで約435万個、むき身で約90トンのカキを出荷していて、今シーズンもほぼ同じ数量の出荷を予定しています。カキは秋の深まりとともに実入りがよくなり味の濃さが増すということです。