おととい、静岡県牧之原市で起きた園児の置き去り事故で亡くなった園児について、担任と副担任が欠席だと思い込んでいたことがわかりました。

静岡県 健康福祉部の担当者
「欠席などの連絡はなく、登園していない園児の所在確認はしていなかった」

おととい午後、静岡県牧之原市のこども園の通園バスの中に河本千奈ちゃん(3)が置き去りとなり死亡した事故を受け、県の担当部局はきのう、園から聞き取った情報を公表しました。

おとといの朝、バスには千奈ちゃんを含む6人の園児が乗車。登園の確認にはアプリを使っていますが、バスに同乗した女性職員が6人全員を「登園」と入力しました。しかし、関係者によりますと、千奈ちゃんのクラスの担任と副担任はこの入力を見逃し、欠席だと思い込んでいたということです。

静岡県 健康福祉部の担当者
「報告を受けていると(職員の話に)齟齬があり、そこがミス。ヒューマンエラーがあって、システムを使いきれていない部分もある」

こども園はきょう午前に保護者に向けて説明会を、午後には記者会見を予定しています。