松川市長の急逝を受けて今月8日に行われた宜野湾市長選で当選した佐喜真淳市長が27日県庁を訪れ、普天間基地の移設問題について意見を交わしました。

佐喜真市長は、今回の宜野湾市長で普天間基地を返還するためには辺野古移設を容認せざるを得ないという市民の民意が表れたと理解していると言及し、玉城知事に対し普天間基地の返還に向けた取り組みを要望しました。

これに対し玉城知事は、「県全体の基地負担の軽減が県知事としての務め。宜野湾市民の方々にもご理解を頂きながら、1日も早く普天間を閉鎖・返還する方向で努力していきたい」と応じました。

“移設容認”の新市長と、基地機能の分散移転など移設によらない普天間基地の危険除去を模索する知事の間で、会話は平行線をたどりました。