宮城県消防学校で半年間の初任教育を終えた県内の新人消防士が25日、訓練の成果を発表しました。火災や災害を想定した訓練で、救助や消火にあたりました。
成果発表には、県消防学校にこの春入校し半年間の初任科を終えた県内各地の新人消防士100人が参加しました。

火災を想定した訓練では、逃げ遅れた人がいる現場を想定し、消火作業やけが人の救助などの対応にあたりました。新人消防士は、声をかけ合いながらスピード感を持って役割を全うしていました。
登米市消防本部 佐藤泰生消防士:
「人を救うという技術を身につけられたのが、初任科での成果だと思っている」
名取市消防本部 佐々木舜太消防士:
「この初任科で学んだことを忘れることなく、学生生活、消防人生を歩んでいきたい」

また長さ20メートルのロープを伝って救助に向かう訓練もあり、慎重かつ素早く移動していました。新人消防士らは、来年春の各消防署への配属に向けて、今後は、救助などに特化した訓練に励みます。