水難事故が起きた際の救助技術の向上を目的とした、海上保安庁と消防による共同訓練が、25日大船渡市で行われました。

大船渡市三陸町の海水浴場で行われた共同訓練には、海上保安庁第二管区海上保安本部仙台航空基地に所属する機動救難士のほか、大船渡消防署の水難救助隊が参加しました。
海上保安庁と大船渡地区消防組合消防本部の共同訓練の実施は今回が初めてです。

海水浴客がおぼれたという想定で行われた訓練では、機動救難士がレスキューチューブと呼ばれる道具を使った救助方法のデモンストレーションを、消防の水難救助隊に披露しました。
また、視界の悪い海中で両者が協力しながら救助に当たるため、ロープを使って信号や合図を送る方法を確認し合っていました。

大船渡地区消防組合消防本部は、今回の共同訓練での経験を沿岸地区の消防と共有し、連携強化を図る考えです。