スイスで「自殺ほう助カプセル」と呼ばれる装置が初めて使用されたとして、捜査当局は自殺に関与した疑いで数人の身柄を拘束しました。
スイス北部・シャウハウゼン州の検察当局は23日、ドイツとの国境近くの森で、自殺ほう助カプセル「サルコ」が使用されたとして捜査を開始し、自殺教唆とほう助の疑いで数人の身柄を拘束しました。
「サルコ」は、ボタンを押すとカプセル内が窒素で満たされ、中にいる人が死に至ります。
オランダメディアによりますと、今回が初めての使用で、死亡したのは強い痛みを伴う重篤な疾患を抱えた64歳のアメリカ人の女性だということです。
スイスは自殺ほう助が合法化されていますが、ボームシュナイダー内相は23日、窒素を使う「サルコ」について違法との見解を示していました。
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