祖父 掘賢治 さん
「明日香、いいぞ」
「小学校1年生のときにカープを見に行ったんです。そしたらね、『感動した』いうてから。それで『どうしても野球したい』って」


― 男の子に混じって?
「そう。女の子1人。でも、その中でピッチャーをしとった。それで明日香が履正社に行ったというのをみんなが聞くじゃないですか。そしたら(地元)焼山の子どもたちが、女の子が軟式野球を始めだした。掘明日香にあこがれてね」


「もう最後のユニフォーム姿だから写真撮ります。もう、これで最後だから」

履正社高校 3年 掘明日香 投手
「やっぱり自分にとって野球は人生の支えというか、もう野球がないと本当に生きていけないんじゃないかってぐらい。高校も女子野球というものを知って、こんなに明るくて元気で、なんて言うんですかね、男子野球と変わらない魅力があるんだなっていうのはすごく感じました。小・中と自分しか(選手が)たぶんいなくて、地域の方には。でも今、シニア(チーム)の子が2人来てくれていたり、ソフトボールとか女子野球っていうのが増えてきていて、うれしい気持ちでいっぱいなんですけど、まだまだ増やしたいです。日本を背負えるピッチャーになるようにがんばります」