秋の交通安全運動の一環として、24日仙台市内で飲酒運転根絶へ意識を高める大会が開かれました。飲酒運転の車による事故で娘を失った女性が「誰もが被害者、加害者にならないように」と訴えました。

仙台市青葉区で開かれた飲酒運転根絶総決起大会には、交通安全に携わる人などおよそ170人が参加し、飲酒運転の事故で亡くなった人を追悼しました。2000年に、岩手県内で飲酒運転の車にひかれ小学1年生だった娘の涼香さんを亡くした大崎礼子さんが癒えない悲しみを語りました。

大崎礼子さん:
「経験したことのないような悲しみ、苦悩、困難と向き合うことが多く、とてもとても長い時間を過ごしてきたように感じています」
大崎さんは、「誰もが被害者、加害者にならないよう、飲酒運転をしない、させないように」と強く訴えました。

参加者:
「(講演を聞いて)あんなこと許されてはいけないと思った」
参加者:
「『飲酒運転撲滅』は前から頭に入っているが、さらに強く思った」

去年、宮城県内では飲酒運転の人身事故が45件発生し4人が死亡しています。大会では、一日警察署長を務めた仙台育英学園高校の書道部員らがパフォーマンスを披露し飲酒運転根絶を呼びかけました。