バレーボール世界ナンバー1決定戦、世界バレーの決勝トーナメントが日本時間6日に行われた。日本(世界ランク7位)は、東京五輪金メダルのフランス(同2位)相手にフルセット(17-25、25-21、24-26、25-22、16-18)の接戦に持ち込むも敗れ、目標としていた4大会ぶりの8強進出はならなかった。
日本のスタメンは髙橋藍(21)、小野寺太志(26)、関田誠大(28)、キャプテン石川祐希(26)、山内晶大(28)、西田有志(22)、リベロ山本智大(27)。
日本は第1セット、東京五輪の金メダルのメンバーが11人残るフランスに終始リードされる展開。石川のスパイクや髙橋のバックアタックがブロックされるなど中々ポイントに結びつかない。ディフェンスから流れを引き寄せたい日本だが、逆にフランスにサーブで崩される場面が目立ち17-25と先制された。
流れを変えたい日本は第2セット序盤から、西田の強烈なスパイクが次々と決まり得点を重ねた。粘りのバレーで攻撃につなげリードを奪い、髙橋がサーブで崩すなど差を5点に広げた。終盤詰め寄られたが、石川のスパイクでセットポイント。最後は髙橋のバックアタックでこのセットを奪い、王者フランスから1セットを奪った。
第3セット序盤、石川が連続でフランスのブロックにつかまり、リードを許す。しかし、3点を追いかける8-12で髙橋がフランスのエース・ヌガペト(31)のスパイクをシャットアウト。さらに小野寺のフローターサーブが効果的に決まり、相手ディフェンスを崩すなど、ついに17-17と追いつく。その後、23-24から石川のブロックが決まり24-24の同点としたがフランスの連続得点でセットカウント1-2となった。
追い込まれた日本は序盤から石川、西田のサービスエースなどで勢いに乗りリードする。しかし中盤にヌガペトのスパイクなどで4連続得点を許し逆転された。日本はサーブで攻めるもネットにかけてしまうなどミスが出たが、フランスもサーブミスが続いた。14-14からキャプテン石川が連続でスパイクを決めるなど5連続得点で再び日本がリード。フランスもヌガペトのスパイクで点差を縮めるも日本が逃げ切りセットカウントを2-2とした。
最終5セット。13-14とマッチポイントを握られた日本は石川のスパイクで同点とすると、東京五輪金メダルのフランスのミスで逆に日本のマッチポイントを迎えた。しかし、フランスが必死に粘りを見せ再び逆転。最後はエース・ヌガペトが決め、16-18。日本はフルセットに持ち込むなど王者・フランスを苦しめたが、目標に掲げた16年ぶりのベスト8進出はならなかった。
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