8月、高知県内のホテルや旅館に宿泊した人の数などが発表されました。予約は好調でしたが、台風10号や南海トラフ地震臨時情報を受け、キャンセルが相次ぎコロナ禍前と比べて大幅に減少しています。

県旅館ホテル生活衛生同業組合が県内の旅館やホテルを対象に行った調査によりますと、8月の県内の宿泊者数はコロナ禍前の2019年と比べて1万1498人少ない15万2825人、宴会は、4192人少ない1万9600人となりました。台風10号の影響でキャンセルが相次いだことなどが影響していると見られています。

このうち、宿泊については、よさこい祭り本番が休日だったこともあり、予約は2019年を上回る好調ぶりを見せていたということですが、8月8日に発表された南海トラフ地震の臨時情報を受け、2万9千人以上のキャンセルがあったということです。

県旅館ホテル生活衛生同業組合は、9月の宿泊の予約状況がすでに鈍い状況となっているため、南海トラフ地震臨時情報の影響がしばらく続きそうだと見ていて、これからの秋の観光シーズンにおける回復に期待したいと話しています。