福島県いわき市では19日、去年水害にあった内郷地区の中学校で防災学習が行われました。

いわき市では、去年9月に台風13号の影響で発生した線状降水帯による記録的豪雨で、1人が死亡し、1707棟の住宅に浸水被害が出ました。

防災学習はいわき市の登録防災士でもある内郷一中3年の鈴木仁太さんを中心に、福島高専の学生などが考えました。生徒たちは、タブレットを使って避難所開設のシミュレーションをし、高齢者やペットを連れた避難者が訪れた時の対応をグループで考えました。

中学3年生「自分で動かしたりシミュレーションを通して自分たちでやってみると分かりやすいし、今後にもつながる良い授業と思った」

いわき市の登録防災士 内郷一中3年・鈴木仁太さん「避難所対応の難しさを実感して頂いて、防災学習をやらないといけないなって自覚を持ってもらう所を今回は目的としてやりました」

鈴木さんは今後実際の避難所開設訓練も行いたいと話していました。