幕末の志士、品川弥二郎が山口県萩市の須佐地域で自身のルーツを探した資料などを紹介するテーマ展が萩市で開かれています。
品川弥二郎は、松下村塾で吉田松陰の門下生となり明治維新後には内務大臣など数々の役職に就いています。
テーマ展では、弥二郎が自らのルーツを探ろうと萩市須佐で情報を求めた手紙などの資料およそ20点を紹介しています。
曾祖父の品川家の当主に宛てた書状には、由緒や家系図などを探し求めていて写しがあれば送って欲しいと依頼しています。
須佐村の村長に宛てた手紙には、ルーツとなる品川家の暮らしぶりや江戸時代の身分などをこっそりと尋ねていて、自分も須佐村の一員であると記しています。
須佐歴史民俗資料館 重田麻紀 特別学芸員
「明治時代の有名な政治家というのは自分の先祖を飾りたてる。その中で品川だけは、僕の先祖は須佐の百姓だとはっきり言っていて、須佐にルーツがあることにものすごく誇りをもっているということがわかるんですね」
テーマ展は、10月14日まで須佐歴史民俗資料館で開かれています。
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