一年で最も美しい月

「中秋の名月」とは旧暦8月15日に出る月のことで、今年は、きょう9月17日の月が、それに当たり、単に「十五夜」、あるいは「三五の月」という呼び名もあります。(掛け算で三・五=十五だから)
また、一年で最も美しい月と考えられていて、「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」と詠まれているほど。
「お月見」始まりは収穫への感謝
その昔、農民たちは月の満ち欠けで時の流れを計り、季節の変化を感じ取っていました。そんな農民たちにとって、秋は収穫の時期。その収穫を感謝する風習として、ススキを飾り、収穫物をお供えするお月見が始まったと言われています。
特に、「中秋の名月」は、サトイモやサツマイモの収穫時期に当たることから、「芋名月」とも呼ばれ、サトイモなどを供える風習もあります。