食料支援などを受けるシングルマザー世帯の8割近くが、1か月の手取り収入が15万円に満たない相対的貧困世帯であることが分かりました。
調査はNPO法人のフードバンク山梨が、今年6月から7月にかけ食料支援などをしているシングルマザーの世帯に行い、242世帯から回答がありました。

それによりますと勤務形態で最も多いのがパートやアルバイトで64%、次いで契約社員や日雇いなどが13%で、非正規の割合が77%をしめました。
また親1人、子1人で相対的貧困にあたる1か月の平均手取り額が15万円未満の世帯が77%に上るということです。
フードバンク山梨 米山けい子理事長:
「食べるもの、学習に使うもの、教育に使うものが(値段が)上がっていて、本当に厳しいぎりぎりの生活じゃないかと思います」
フードバンク山梨はシングルマザーを対象としたキャリアアップ講座なども検討しているということです。